オレンジ色の瓦屋根と漆喰の白壁が美しい外観。妻側の軒は蔵と同様に斜めに仕上げてある。割石を敷いたり枕木を埋め込んだりと外構もヨーロピアンテイスト。ガーデニングも十分に楽しめる。
和室は小上がりにし、段差を使って収納スペースを設けている。
右手の棚は見せる収納。シンクまわりの壁にはレンガタイルを貼り、レンジフードにも板を貼ってある。
子ども室には、造り付けで机も設置。机の前にあるアーチ状の開口部の向こうは吹き抜けで、階下と会話もできる。
キッチンカウンター上部の壁はなだらかな曲線に仕上げてある。ご主人の要望で設けた薪ストーブの台の部分は左官職人による割石で仕上げている。
壁は室内と仕上げ方法を変えて、あえて粗く塗ってある。
地中海の狭い路地をイメージした2階の書斎スペースは、アール部分のモザイクタイルがアクセントになっている。
漆喰の美しさが映える明るい階段まわり。アイアンの手摺りは西建がオリジナルで製作。
2人のお子さんのための子ども室。隠れ家にもなるロフトを設けている。
洗面台はインテリアテイストに合わせアンティーク風のものを選択している。
◎強アルカリ性で空気の清浄作用の高いスイス漆喰カルクウォールを内外壁に使用
◎断熱材に調湿作用のある天然ウールを採用
◎木、漆喰、ウール、自然素材塗料などで建てた身体に優しい健康住宅
◎培った左官技術を生かした壁や天井などの曲面仕上げ
◎ヨーロッパの民家を思わせる内装と、趣ある白亜の外観