山形の木の家専門家、美・中川工務店です。

今回は前回に引き続きエクステリアの中の植栽についてご紹介致します。

 

 

【3】植栽について

植栽とは・・・敷地内の庭やアプローチ沿いなどに植えられた樹木や草花のことです。

 

植栽を計画するときに気を付けたいのが、植えたい植物が地域の気候にあっているか?ということです。

樹木には直射日光に耐えるもの、半日陰でもよく育つもの、乾燥に強いもの、弱いものなど様々な好みがあります。

樹木が好む環境と植えた土地の環境が合わないとせっかく植栽しても枯れてしまう可能性があります。

木々の特性や成長の度合い、管理のしやすさや落葉・落実・害虫などよく調べて植栽を行いましょう。

綿密にプランニングすることで目隠しや遮光などの効果を上げることも可能です。

 

また、樹木や草花にはそれぞれの特徴や役割があり、それを意識しながらバランス良く組み合わせることが大事です。

高さの異なる複数の樹木を組み合わせることで表情も豊かになりますし、より自然な景色になります。

また、様々な種類の樹木や草花を植えると色や香り、実などいろいろな楽しみ方ができます。

花をつけるものであればその色合いをイメージしながら植えていけばマイホームをより華やかに彩ってくれるはずです。

 

 

また、常緑樹と落葉樹のどちらを選ぶかも重要です。

常緑樹は1年を通して葉を残す樹木、落葉樹は冬になると全ての葉を落とす樹木を指します。

1年を通して庭木の存在を常に感じたい、目隠しとして利用したい場合は常緑樹を、

庭木を見ながら季節を感じたい場合は落葉樹を選んでみてはいかがでしょうか。

そのほか、玄関まわりや駐車場などよく行き来をする場所への植栽には、成長の遅い樹木や低木を選ぶのがおすすめです。

 

 

植栽の役割は建物や景観を美しく演出するという重要な役割があります。

自分の家の景観が街並みをつくっているという意識で植栽を計画したいものです。