山形の木の家専門家、美・中川工務店です。

今回は前回に引き続きエクステリアの中の門や塀の素材についてご紹介致します。

 

【4】門や塀について

門扉や塀は自宅の内と外を境に「プライベートスペース」「パブリックスペース」として明確に分ける重要な役割を担ってきたアイテムです。

道路と敷地の間に設ける門扉は建物の顔となる重要な部分で、住宅の第一印象を決める存在と言っても過言ではありません。

塀は通行人の方などが道路から家の中が直接見えないよう目隠しの役割や敷地の境界を示す役割などがあります。

 

しかし、時代と共に塀や門扉を採用する家が減り、かわりに駐車スペースを広く取る家庭が増えてきました。

このオープン外構と呼ばれる、比較的道路側を開放的に使うプランニングはポストや表札などで個性的に演出できるのが特徴です。

門扉がない分、花壇や植栽で玄関まわりを飾ったり、タイルを用いたアプローチなどで緩やかに空間を仕切ることも多いです。

 

 

 

これまでエクステリアに使う素材としては、昔はレンガや自然石を積み上げたものなど「国産素材」が主流でしたが、

現在は世界各国の魅力的な素材がインターネットの普及により比較的手に入りやすくなっています。

そのため建物のコンセプトやデザインに合わせた本格的なエクステリアが可能になり、防犯対策やメンテナンス性も向上しました。

今後ますます「住まいの顔」としてエクステリアの重要性が高まっていくでしょう。