NISHIO-KOUMUTENが目指すのは、デザイン性だけでなく住み方や生き方を考えた家づくり。外観と一緒に見える木や窓から見える庭の緑が日々の暮らしの質を高め、緑と共に家が成熟していきます。家はもちろん、庭や外構までトータルでデザインし、ワンランク上の暮らしをご提案いたします。「家」と「庭」があってはじめて「家庭」と呼ぶことができると言えるのかもしれません。

外構デザインは、作り方によっては家の内部と同じように家族の暮らしを豊かにしてくれます。そしてだんだんと毎日お手入れしたくなるような愛着のある場所となっていくのではないでしょうか。前回に引き続き、今回も印象的な外構デザインの事例をお伝えしていきます。

1.外構の工夫で、パブリックとプライベートを分ける

1.外構の工夫で、パブリックとプライベートを分ける

こちらは、店舗併用住宅になっています。正面向かって右側が店舗の入り口。左側にグレーの壁がありますが、その壁の奥に住居用の玄関があります。店舗としては、オープンにしてお客さんから良く見えるように、そして入りやすいようにする工夫が必要ですし、居住用としては、プライバシーの確保も重要になってきますので、それをデザインでうまく実現した例と言えますね。壁が前面に配置されていることによって正面から直接住居用の玄関は見えませんが、店舗用の出入り口と住居用の玄関の間にシンボルツリーが植わっていて、それがまた、個と公のエリアを分ける役目もしています。目隠しの役目もありつつ、開放感も保つためにはちょうどいい境界線の作り方です。
カット席ごとに雰囲気を変えた植栽

店舗の周りにはカット席ごとに雰囲気を変えた植栽が植えられています。お客さまの雰囲気に合わせたカット席にご案内していただけるそうで、何度も来店したくなるような工夫がたくさん。
夜のライットアップ

夜のライットアップも美しく、昼とはまた違った雰囲気が楽しめます。

2.ウッドデッキをオープンにすることで、みんなが楽しめる家になる

ウッドデッキをオープンにすることで、みんなが楽しめる家になる

コンクリートに木目の美しい模様をつけた塀が印象的なこちらの事例。家の正面にウッドデッキを設けたオープンな作りの外構は、家族だけでなく、周りの人たちみんなが訪れやすいフレンドリーな雰囲気を持つ家にすることが出来ます。芝生を植えることでウッドデッキから芝生部分までリビングから連続した広いスペースのように使う事も出来ますね。また、オープンなウッドデッキは来客が気軽に立ち寄れるスペースでもあり、それ以上お客さんを内部に入れなくても済むようないわば緩衝地帯のような役目もあり、家族のプライベートな暮らしと緩やかに区切ることもできます。
裏側にも芝生と飛び石が配置

上の写真は家の裏側です。裏側にも芝生と飛び石が配置されてシンプルながらも可愛い雰囲気の外構ですよね。裏庭は家族で楽しんで、正面の庭は周囲のみんなにも楽しんでもらうという豊かな使い方のいい実例ではないでしょうか。

3.素朴な温かさを感じられるモダンな印象の外構

クリーム色とホワイトのツートーンカラーの配色

素朴な温かさを感じられるモダンな印象の外構

クリーム色とホワイトのツートーンカラーの配色が明るい印象を与えるこちらの事例。飽きのこないシンプルで機能的なデザインでありながら、素朴な温かさを感じさせてくれます。ドアまでのアプローチも、ベージュのタイルが柔らかく優しい雰囲気を作っています。そして玄関のすぐそばには、鮮やかな緑のシンボルツリーが。家を建てる際は、雰囲気に合う、大切な家族と一緒に成長を見守って家と共に経年変化を楽しめるような木があったら素敵ですね。季節を感じ、癒しをくれるグリーンは、住む人だけではなく、訪れる人まで癒してくれそうです。

リビングからの外部空間へのアクセスとしてウッドデッキを外構の緩衝地帯として利用する例や外構のデザインで店舗と住宅を区分した事例など、ライフスタイルによって、外構デザインも大きく変化していくことがお分かりいただけたのではないでしょうか。是非この機会に、ご家族の暮らしに合わせた外構デザインについて考えてみてはいかがでしょうか。