1.襖や障子を使わずほどよく洋風を取り入れた和室
襖や障子を使わないことで和室・畳スペースをモダンにするのも一案です。伝統的な和室でよく用いられる襖や障子の代わりに開戸やブラインドを取り入れると、ぐっと垢抜けた印象になりますね。写真では、浮かせる形で設置されたクローゼット下の地窓からの光が間接照明のような役割をしてくれているのもポイント。クローゼットのような大きな家具を浮かせるのは、畳に直に置いて家具の跡が残ってしまうことを防ぐ実用的なアイディアでもあります。
2.間取りの工夫で和室の良さをいかす
玄関のすぐ横に配置された和室・畳スペースです。空間そのものはシンプルですが、そのシンプルさと土間のエントランスとの組み合わせでモダンな雰囲気をつくっています。和室は、場面に応じてどのような用途にも使える柔軟性が魅力の1つ。そのような和室ならではの魅力を最大限にいかせる間取りで、畳スペースを楽しむのもいいでしょう。お客さまを最初に案内する客間としてや、お出かけ前に荷物を整理するスペースとしてなど、さまざまな使い方ができる畳スペースがスマートな暮らしを叶えてくれるでしょう。
3.洋室との調和でモダンな和室に
ナチュラルな色合いで調和と居心地の良さを醸す和室・畳スペースです。自然由来の明るい緑が映える畳は、北欧テイストとの相性が抜群。洋風インテリアが中心のリビング・ダイニングと違和感なくフラットにつながり、よりくつろぎやすい広々空間になっていますね。隣接する洋室との調和によって和室をモダンに楽しむアイディアです。
4.遊び心と侘び寂びを同居させた空間づくり
畳のナチュラルなイメージには、流行りのくすみカラーも合います。写真では、複数の色を取り入れているものの、それぞれの色が落ち着いたトーンに統一されているためごちゃごちゃした印象はありません。遊び心がありながらも、くすみカラーの色合いが和室に合う侘び寂びを演出してくれることで一味違った畳のある空間をつくっています。
5.北欧モダンのリビングダイニングに合わせる
北欧モダンデザインのリビングに合わせた畳スペースです。畳のカラーやレイアウト、デザインの工夫でインテリアの中でもポイントなるデザインとなっています。直接横になることもできる畳のスペースは、食事の後のくつろぎスペースとしても活躍しそうですね。
フローリングや絨毯がメインの洋室が主流になった現代。しかし、畳のある和の空間には洋室とは違った魅力があるものです。洋室とも調和するモダンな和室・畳スペースで、洗練された空間があるマイホームづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。